カトリック上福岡教会

教会報から

堅信の秘跡を経て

Dさん(学生・女性)

今回の堅信式によって、洗礼の時よりも、さらに豊かな聖霊の賜物を私たちが授かることができたのは、とても喜ばしいことです。そして、今まで支えてきてくださった、神父様、E先生をはじめとする信仰共同体の方々、陰で見守ってくれた家族には感謝の気持ちでいっぱいです。諸事情によって、あまり教会に来ることができなかった私が、短期間で堅信式を受けられるようになったのも、そういった方々の支えがあったからだと思います。

私がこの度、堅信を受けることを決心したのには二つの理由があります。一つは、キリスト教の教えが、とてもすばらしいものだと実感していたからです。「心を尽くして神を愛し、隣人を自分のように愛する。」という究極の目標に向けて自分を成長させたいと思いました。もう一つは、きちんとしたクリスチャンとなって、世にイエスのことばを行動によって示すことができるような人間になりたいと思ったからです。世の中には、「完璧な人間」というのは存在しません。ですが、神の言葉を信じ、自分自身を悔い改めようとすることは、とても大切なことで、それにより人間的に成長することができるのだと思います。

これら二つのことから、私は入信の秘跡の一つである堅信式に臨もうと決心しました。とは言っても、堅信式によって豊かな聖霊を授かっただけでは、まだまだ十分だとは言えません。ですから、今回の、人生における大切な節目を糧にして、キリスト者として真っすぐ生きて行くことができるように、これからも頑張っていきたいと思います。

2017被昇天号(2017年8月15日発行)より転載

ゆりのイラスト

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